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結婚のご縁や結婚生活に影響している先祖のエネルギー

2024年10月23日
読了時間: 9分

更新日:7月28日





以前、30歳前後の男性たちの結婚相手について、ご相談をいただいていたことがあります。その中の一人であるAさんは、当時おつきあいしていた女性との間で結婚話が持ち上がっていました。しかし、その女性とは別れ、数年後に出会った別の女性と結婚して、現在は穏やかな家庭を築いています。


以前おつきあいしていた女性は、Aさんにとって、かなり好みのタイプだったようです。


ただ、人生の長い時間を一緒に過ごしていけるかどうかを考えると、どこかに小さな違和感があり、その女性と結婚することには抵抗を感じていたそうです。そのため、最終的には別れることになりました。


その後に出会った現在の奥さんは、もともとAさんが思い描いていた、好みのタイプの女性ではなかったようです。


ところが、その女性と人生の時間を共に過ごすことには、まったく違和感がありませんでした。むしろ、一緒にいることが当然のように感じられたため、Aさんはその女性と結婚したのです。


幸せな家庭を築いているAさんですが、結婚前から、「自分の父親のようにはなりたくない」と話していました。Aさんは、ご両親の関係を見ながら育ちました。お父さんのお母さんに対する態度や、自分たち子どもへの接し方が、とても嫌だったそうです。


ところが、結婚してしばらく経った頃、Aさんはふと、自分が奥さんに対して、父親とよく似た態度を取っていることに気づきました。「これまでの恋愛では、相手に対して、そんな態度を取ったことはなかったのに……。自分も父親と同じようになってしまうのでしょうか?」と心配していました。


これは、単純な気質の遺伝だけではないのだと思います。幼い頃から見てきた夫婦関係や、家庭内での力関係、感情の表し方などを、無意識に取り込んでいたのかもしれません。


人は、強く嫌っていることなら、自分は絶対に同じことをしないと思いますよね。しかし、嫌っていることと、その行動パターンを自分の中に取り込んでいないことは別です。


むしろ、「父親のようになりたくない」という思いが強ければ強いほど、意識の中には、いつも父親の姿があります。父親を拒絶しているつもりでも、父親を基準にして、自分の行動を決め続けることになります。


そして、自分が望む夫婦関係を具体的に作っていなければ、ふとした時に、自分が知っている唯一の型へ戻ってしまうことがあります。


Aさんは公務員です。

収入は安定していますが、Aさんの奥さんは、自分で仕事をして、たくさん稼ぎたいという意識が強く、実際にとても行動力のある女性だそうです。


Aさんは、「うちの大黒柱は奥さんになってもらって、自分は仕事を辞めて農業をしようと思っています」と話しました。そこで、私はもう少し詳しく話を聞いてみました。


すると、Aさんの実家では、お父さんは比較的のんびりしており、お母さんが一家の大黒柱のように、バリバリ働いて稼いでいたことが分かりました。さらに、Aさんのおじいさんとおばあさんも、ほとんど同じような役割分担だったそうです。


おばあさんは、自分の稼ぎだけで家を建ててしまうほど、長時間働いていたとのことでした。一方、おじいさんは公務員でしたが、結婚後に仕事を辞め、農業を始めたそうです。


そこまで話をした時、Aさん自身が、我に返ったように言いました。「これでは、父親と同じどころか、祖父とも同じになってしまう」妻が大黒柱になり、夫は公務員を辞めて農業を始める。Aさんは、おじいさんがそのような生き方をしていたことを、つい最近まで知らなかったそうです。


何も知らないまま、おじいさんとほとんど同じ道を選ぼうとしていたことになります。父親と似た態度を取ってしまうことは、幼い頃から見てきた家庭内の行動パターンを、無意識に学習していたためだと考えることもできます。


しかし、本人が知らなかったおじいさんの職業や生き方まで重なってくると、単なる模倣だけでは説明しにくいものがあります。ここまで一致すると、家庭環境から学習した行動パターンだけではなく、先祖代々、無意識の領域で受け継がれている何らかのエネルギーもあるのではないかと思ってしまいます。


Aさんが、お父さんやおじいさんと同じ生き方になることを嫌がっていたのには、理由がありました。Aさんの実家は、男尊女卑の意識が強い家庭だったそうです。


おばあさんやお母さんは、一家の大黒柱として働いて稼ぐだけではなく、家事も子育ても、ほとんどすべてを任されていました。男性はのんびりしている一方で、女性だけが、仕事、家事、子育てを背負っていたということです。


妻が主に収入を得て、夫が農業や家事を担うという役割分担そのものに、問題があるわけではありません。問題なのは、女性が大黒柱として働きながら、家事や子育てまで一人で背負わされ、男性だけが自由に振る舞うという、家系の中で繰り返されてきた不均衡です。


現在30代のAさんは、「家事や料理ができる男性のほうが格好いい」という価値観を持っています。そのため、おじいさんやお父さんと、まったく同じ価値観を持っているわけではありません。おそらくAさんの中には、同じような役割分担へ向かおうとする無意識の流れがある一方で、それをこれまでとは違う形へ変えたいという意識もあるのでしょう。


家系のパターンに気づいたからといって、必ず同じ人生を繰り返さなくてはならないわけではありません。むしろ、気づいた時点で、選び直すことができます。


Aさんが本当に農業をしたいのであれば、農業を諦める必要はありません。ただし、妻を一方的に大黒柱にして、家事や家庭の負担まで任せるのではなく、夫婦で役割を話し合い、自分が家事や子育てを積極的に担うこともできます。そうすれば、表面的には祖父と似た生き方を選んだとしても、家庭の中身は、まったく違うものになるでしょう。


Aさんのオーラを見ると、確かに農業には向いていました。ただ、それだけで生計を立てることは、少し難しそうだという状態もオーラに表れていました。農業は、仕事とは別のライフワークとして行うほうが、Aさんには合っているように見えましたので、そのようにお伝えしました。


農業に触れることは、Aさんのオーラやエネルギーを、とても良い状態に保ってくれると思います。そのため、生計のすべてを農業に頼るのではなく、自分の生活の中へ良い形で取り入れていくことができれば、きっと実現できるのではないかと思っています。


もしかすると、Aさんのおじいさんも、農業だけで生計を立てるというより、そのような形だったのかもしれません。これは、あくまでも私の憶測ですけどね。


家系の中で、似たような関係性や役割が何代か後に現れるという話では、英国王室のカミラ王妃のことも思い出します。


カミラ王妃とチャールズ国王は、それぞれ別の相手と結婚していた時期にも、長く関係を続けていました。


そして、カミラ王妃のひいおばあさんにあたるアリス・ケッペルも、チャールズ国王のひいひいおじいさんにあたるエドワード7世と、長年にわたって関係を持っていました。


何代も離れた二つの家系で、非常によく似た関係が再現されたことになります。


もちろん、これだけで先祖の性質やエネルギーが受け継がれたと断定することはできません。すべての子孫に、先祖と同じ性質や出来事が現れるわけでもないでしょう。それでも、家系の中にあった何らかの関係性やエネルギーが、何代か後に、ところどころ現れることはあるのではないかと思ってしまいます。


これとは少し違う話になりますが、私の家系にも、先祖との不思議なつながりを感じる出来事がありました。私の先祖は武家で、もともとある苗字を名乗っていましたが、ある時、別の苗字へ変えたそうです。武士の家でも、家の事情、主君との関係、養子縁組などによって、苗字が変わることはあったようです。


それから数百年が経ち、私の妹は、偶然にも、先祖が改姓する前に名乗っていた苗字と同じ苗字の男性と結婚しました。


妹は、先祖の苗字を意識して、その苗字の人を選んだわけではありません。出会ってすぐに、結婚へ向かう流れが出来上がり、そのまま結婚することになったのです。


その苗字は、ものすごく珍しいわけではありませんが、どこにでもあるほど多い苗字でもありません。何百年もの時を経て、妹が偶然にも、先祖の改姓前の苗字へ戻ることになったのは、とても不思議でした。


さらに、妹と妹の夫は、兄妹なのではないかと思うほど、顔がよく似ています。初めて二人を見た人なら、血のつながった兄妹だと思ってしまうかもしれません。それもまた、不思議です。


妹の子どもたちが生まれる前、まだ妹のお腹に宿る前から、その魂たちが、何度も私へコンタクトしてきたことがありました。


その時には、「まさか、先祖だった人が、もう一度この家系へ生まれて来ようとしていないよね?」などと、冗談で言っていました。本当にそうだったら、面白いですね。


ほかにも、東京で偶然出会った相手の出身地が、自分の先祖代々の土地と一致していたという話を、何度か聞いたことがあります。


東京都内の居酒屋で知り合った男性が、父方の先祖にゆかりのある土地の出身だったり、マッチングアプリで出会った東京在住の女性が、先祖代々暮らしていた地域の出身だったりしたそうです。


また、私の妹とはまったく別の人ですが、偶然にも、母方の先祖と同じ苗字の女性と結婚したという話も聞きました。


ご存知のように、東京には非常に多くの人が住んでいます。特定の県や地域の出身者だけが集まっているわけでもありません。全国のさまざまな土地から来た人たちが暮らしている中で、自分の先祖代々にゆかりのある土地で育った人と、ピンポイントで出会うことは、そう頻繁に起きることではないと思います。


もちろん、単なる偶然と言ってしまえば、それまでです。しかし、何代も前の先祖にゆかりのある苗字や土地が、結婚や出会いを通して、再び本人の人生へ現れることがあります。

縁とは、本当に不思議なものですね。


ここまで、結婚や生き方の中に、何代か前の先祖が持っていた性質や、家系のエネルギーが現れることがあるのではないか、という話をしてきました。


ただ、家系から何らかの性質やパターンを受け継いでいたとしても、それに気づいた時点で、必ず同じ人生を繰り返す必要はありません。


Aさんも、自分が祖父や父親と同じ形を選びかけていることに気づきました。その気づきによって、夫婦の役割分担や農業との関わり方を、自分の意志で選び直すことができます。


家系から引き継いだものを、すべて否定する必要もありません。自分にとって良いものは受け継ぎ、不均衡や苦しみを生み出すものは、自分の代で変えていけばよいのだと思います。


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