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実現のエネルギーは、他人ではなく自分に使う

  • 5 日前
  • 読了時間: 8分

更新日:3 日前


自分自身の内側にフォーカスして過ごしていますか?これは、とても大切なことだと思います。というのも、自分の内側ではなく、いつも外側に意識を向けていると、うまくいかない原因まで他人や環境のせいにしやすくなるからです。そして、そのように自分以外のところに原因を見出す人の中には、周囲の人に対して非常に批判的な人も多いように感じます。


もちろん、私たちは社会の中で生きていますから、自分の力だけではどうにもならないこともあります。理不尽な環境や、実際に問題のある相手に出会うこともあります。ですから、何でも「自分に原因がある」と考えればいいという話ではありません。ただ、何かがうまくいかないたびに、環境が悪い、あの人が悪い、会社が悪い、家族が悪い、運が悪い、と原因のほとんどを自分の外側にあるもののせいだと思い続けていると、自分自身を振り返る機会は少なくなっていきます。そしてこれは、人間関係にも現れるのではないかと思います。


日常生活の中では、仕事、友人関係、習い事、地域、SNSなど、さまざまなコミュニティーや人間関係に関わることになります。特に仕事を通じた人間関係は、友人関係のように自分と波長や気の合う人だけを選べるわけではありません。ですから、さまざまな考え方や感性、価値観を持つ人と出会うのは当然のことです。その中に「この人とは少し合わないな」「この考え方は苦手だな」と感じる相手がいても、何も不思議なことではないと思います。


私も、人のことをいつも批判している人や、外見だけでその人の価値や性格まで判断するような人、自分の価値観だけで物事を決めつけるような人は関わりたくないと感じることがあります。また、自分の人生がうまくいかない原因をいつも他人のせいにしたり、誰かの欠点を探しては批判し続けたりする人とも気が合わないと思います。だからといって私は、関わりたくない相手を延々と批判することに、自分の時間やエネルギーを使いたいとは思いません。特に仕事ではそうですし、プライベートであっても、誰とでも仲良くしなければならないわけではありませんし、嫌だと感じる感覚や嫌悪感そのものを無理に否定する必要もないと思っています。


ただ、「嫌いな人がいる」ということと、「いつも誰かを嫌っている」ということは、少し違います。ある場所ではAさんの悪口を言い、別の場所ではBさんに腹を立て、しばらくすると今度はCさんの欠点が気になって仕方がない。実際には口に出さなくても、心の中ではいつも誰かを批判し、採点し、「あの人のここがおかしい」「普通はそんなことをしない」と考えている。問題なのは、誰かを嫌いだと感じることそのものではなく、対象を次々と変えながら、常に誰かを批判することに意識を向け続けている状態なのではないかと思います。


これは、自分自身の内側に十分コミットしていない時にも起こるのではないかと思っています。自分が本当は何を望んでいるのか。自分の人生をこれからどうしたいのか。今の自分に足りないものは何なのか。本当は何に不満を感じているのか。何を怖がっていて、何を変えたくないと思っているのか。こうしたことを自分自身に問い続けるのは、案外エネルギーのいることです。


場合によっては、他人の欠点を探している方がずっと楽だし簡単です。誰かのおかしなところを考えている間は、自分自身の問題を見なくて済みます。「あの人はこうだからうまくいかない」と他人のことを分析している間は、「では私は、自分の人生について何をしているのだろう」という問いから離れていられるからです。


本当に自分のやりたいことや、実現したい目標を達成することにコミットしていたら、他人のことをいつまでもあれこれ批判している暇は、実際にはそれほどないはずです。何かを本気で形にしようと思えば、考えなければならないことも、学ばなければならないことも、行動しなければならないこともたくさんあります。自分の人生に集中している人ほど、他人の欠点を一つひとつ拾い上げている時間そのものが惜しくなっていくのではないでしょうか。


逆に、自分自身の人生や物事が停滞している時には、自分のことよりも他人の言動や欠点ばかりが妙に気になることがあります。自分が前に進めていない苦しさ、自分に対する不満、自分には出来ていないという感覚。そのようなものを直接見る代わりに、「あの人だってこんなところがおかしい」「あの人より自分の方がまだましだ」と他人へ意識を向けることで、一時的に自尊心を保つこともあるのだと思います。誰かの欠点を見つければ、その瞬間だけは自分が少し上にいるように感じられるかもしれません。でも、それによって自分自身の問題が解決するわけではありません。他人を批判して一瞬気持ちが晴れたとしても、自分の仕事が進むわけでも、自分の能力が高まるわけでも、自分の望む人生に近づくわけでもありません。


むしろ私は、そこに使われている心のエネルギーの方が気になります。「あの人はどうしてあんなことをするのだろう」「あの言い方が気に入らない」「あの人は間違っている」「またこんなことをしている」。そんなことを何度も頭の中で反芻していると、その人が目の前にいない時間まで、その人のために自分の心のエネルギーを使っていることになります。嫌いな相手のことを一時間考えたなら、その一時間分の意識と感情とエネルギーを、その人に使ったとも言えます。それは、かなりもったいないことではないでしょうか。


心のエネルギーには限りがあります。仕事をすること、何かを創造すること、身体を整えること、学ぶこと、未来について考えること、大切な人と過ごすこと、自分自身を癒すこと。本来なら、そこに使うことが出来たエネルギーです。ところが、怒りや批判や嫌悪によって頭の中を誰かに占領されていると、自分の人生へ向けるはずだったエネルギーが、少しずつ外側へ流れていきます。


そして、これは精神面だけにとどまりません。肉体的に見れば、いわゆる「神経を擦り減らす」ような状態にもつながります。嫌な出来事が終わったあとも、その相手への批判や怒り、不満を頭の中で何度も反芻していれば、身体のストレス反応まで長引かせることがあるからです。


そして私自身は、このような状態は心や身体だけの問題ではなく、その人のエネルギー状態にも現れてくるものだと感じています。怒り、妬み、嫌悪、不満、批判などを長い間抱え続けていると、心が消耗するだけではなく、オーラのエネルギーも消耗していきます。本来なら自分自身を満たし、守り、前へ進ませるために使われるエネルギーが、外側の誰かに向かって流れ続けるからです。さらに、同じ怒りや悪口や批判を何度も繰り返していると、その感情のエネルギーを自分自身のオーラの中に何度も作り出すことにもなります。私はそれを、オーラが疲れたり、重くなったり、場合によっては汚れていく状態の一つとして捉えています。(こういう状態だと、何度も重ねての浄化が必要になります。)


「嫌いな人のことを考えているだけなのだから、それはその人に向けているエネルギーでしょう」と思うかもしれません。でも、その感情を最初に発生させている場所は、自分自身です。怒りが生まれれば、まず自分自身がその怒りのエネルギーに触れます。嫌悪が生まれれば、まず自分自身がその嫌悪のエネルギーに触れます。ですから、誰かに対するネガティブな感情を持ち続けるということは、その相手に対してだけではなく、自分の心の中にもそのエネルギーを持ち続け、そして自分自身をそのエネルギーの中に長時間置き続けることでもあります。


もちろん、腹が立つことはありますし、嫌いな人もいるでしょう。誰かを批判したくなる日もあると思います。大切なのは、その感情を持ったことを責めることではなく、そこにどれだけ長く居続けるのかということなのだと思います。本当に距離を取った方がいい人もいますし、理不尽なことまで受け入れる必要はありません。


ただ、一人の嫌いな相手から離れても、また別の誰かに嫌悪や苛立ちを感じ、その人から離れても今度は違う誰かが気になり、人生の中でいつも「嫌な誰か」が登場し続けるのであれば、一旦、視線を外側から内側へ戻してみてもいいのではないかと思います。「なぜ私はこの人が嫌いなのか」だけではなく、「私はなぜ、こんなに長い時間この人について考えているのだろう」「この人について考えることに使っているエネルギーを、自分の人生のために使ったら何が出来るだろう」と考えてみる。


嫌いな相手について何時間考えても、自分がやるべきことや実現したいことはほとんど進みません。けれど、そのエネルギーを自分自身へ戻して、自分の仕事、自分の身体、自分の生活、自分の学び、自分の人間関係、自分がこれから作りたいものに使えば、少なくとも、自分が望む方向には少しずつ進んでいきます。


他人への批判が増えている時というのは、「他人の人生を見るのではなく、そろそろ自分の人生へ戻ってきた方がいい」「自分の内側にフォーカスした方がいい」という、自分自身からのサインだと捉える方がいいかもしれません。


そして、そういう意味でも私は、自分のやりたいことや目標に意識を向けている人の方が、一緒にいて心地よく、気が合うことが多いように感じます。お互いにそれぞれの人生に取り組んでいる方が、必要以上に他人のことへ意識を向けずに済むからなのかもしれません


やはり大切なのは、他人のことに意識を向け続けるのではなく、自分自身が日々やるべきことや、実現したいことに時間とエネルギーを使うことなのだと思います。それに、誰かを批判することに時間とエネルギーを使うくらいなら、その分を自分磨きや、自分が実現したいことのために使いたいとは思いませんか。 END




 
 
 

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